メニューを見て「これはどういう意味だろう?」と思う方も少なくないはず。 ここではちょっとわかりにくい用語、特に当店で実際に使っている言葉をピックアップして紹介します。
言葉がわかればもっとおいしくなることを願いつつ、少しずつ追加していきます。
ボルドー風の料理は赤ワインのソースが多く、セップ茸やしいたけを使ったりします。
「牛フィレ肉のポワレ ボルドー風」といえばフライパンで焼いた牛フィレ肉にボルドー産の赤ワインソース。
そして、きのこ類を付けあわせを添えるタイプです。
小玉ねぎやマッシュルームを大胆に盛り付けるなど。
野菜の煮込みという点では田舎料理ですね。
主なメニューは「牛の煮込みブルゴーニュ風」や「コック・オー・ヴァン・アラ・ブルギニョン(鶏の赤ワイン煮)」など。
どちらも野菜をたくさん使用しており、ボリュームたっぷりです。
りんご、シードル(りんご酒のサイダー)を使ったソース。
他には豚肉やカマンベールチーズなどがあります。
「ポークフィレ肉のノルマンディー風」といえば、シードルを煮つめて、リンゴとクリームを入れ、軽く煮込んだ料理のこと。
甘みの中に旨みがある一皿です。
マッシュルームをつくるなど、少し洒落た料理になります。
「ひらめのポワレ イル・ド・フランス風」ではひらめが美しくカットされ、色とりどりで大きさも整った野菜が添えられ、あっさりしたソースがポイントです。
主に付け合わせにパスタを使ったり、パン粉をつけてのバター焼き、カツレツ、チーズやトマトなど。
「ポークロースカツレツ ミラネーズ」は豚ロースにチーズ入りパン粉で衣をつくり、バターで焼き、トマトのフォンデュを添えます。
ルッコラのサラダをつけるときもあります。
日本ではおなじみの “フランダース” と同じ意味です。
アニメ、フランダースの犬に出てくる人々はちょっと意地悪な印象ですが、実際にはそんなことなく、みんないい人たちです(笑)
当店のメニューでいうと「和牛ほほ肉のビール煮込み フランドル風」で、ベルギーのブルージュに行った際、スーパーの折込ちらしに掲載されていたレシピをアレンジしたもの。
また、首都ブリュッセルに行けばビール煮のお店がたくさんあるので、是非食べ比べてみてください。
ワインの産地としてよく知られ、リースリングは当店でも用意しています。
ここではアルザス風ですが、メニューにはシュトラスブール風と書かれることもあります。
「シュークルート アルザス風」といえばキャベツの塩漬けと豚バラ、ソーセージ、ベーコンなどを煮込んだもの。
日本のおでんのように気軽に味わえる家庭料理です。
主な特産品として、パセリ、ニンニク、バジル、オリーブ、トマト、タマネギなどがあります。
イタリア料理に似た食材が使われるとこの呼び名(プロヴァンス風)になることも。
例えば「仔羊のロースト プロヴァンス風」というメニューではトマトソースでガルニチョールが付いたり、バジルのペーストが塗ってあったりします。
「牛ほほ肉のラグー」や「子羊のラグー」などのメニューがあります。
秋から冬にかけては、メインディッシュに多く見られる煮込み料理です。
当店ではボルドー産赤ワインを使った赤ワイン煮込みや、北フランス、ベルギーのビールを使った煮込み料理など色々用意しています。
是非、地方独特の温かい味をお楽しみください。
主に水またはだし汁、ワインで野菜や魚を蒸す調理を指します。
例えばメニューのひとつに「サーモンのブレゼ バジル風味」があります。
サーモンを野菜のだし汁と白ワインで “ ブレゼ ” する。
その汁をさらに煮つめて、バジルペーストとバターでつなげば出来上がり。
素材のおいしさをシンプルかつストレートに味わえる一品です。
当店では “ 粉を使った…… ” という動詞として使っています。
具体的には魚や鶏肉に小麦粉をつけ、バターで焼くことです。
ちょっとややこしいのはメニューの書き方・読み方でしょうか。
例えば本来正しいのが「サーモンのポワレ ムニエール風」だとしても、メニューでは「サーモンのムニエール バターソース」と表記していたり……。
これはムニエールという言葉を名詞的または動詞的、どちらで使うかによります。
また水分の多い食材も不向きといえます。
例えば和牛フィレ肉など。
余分な脂を落とし、焦げた香りをつけるのに適しています。
グリエは素材の味をシンプルに楽しめる調理法です。
具体的なメニューでは「牛フィレ肉のポワレ・マスタードソース」や「若鶏のポワレ・サラダ仕立て」など。
“ フライパンで料理した…… ” と覚えていただければ大丈夫です。
ちなみにフライパンのことをフランス語では “ ポワル ” と言います。